2013.08.18 Sunday 23:40

月震、あるいは蝶のはばたき

8/16には、神戸 むづかしい月様へも納品をさせていただいたよ。

個展ののちに、正式にお取り扱いをしていただくことが決定しました。

むづかしい月様は、お店からのリクエストにより
素材をシルバーや、ゴールドフィルドという、ちょっといい素材を使っています。

今回は、お名前の通りお月様がメインです。
テーマは下記にて、ご覧ください。



 海峡を渡る蝶の話なら聞いたことがあるだろう。もっと荒唐無稽な話をしないといけないのが心苦しいけれどこれは惑星の間を、さらには太陽系の外までも飛んでいく蝶なのさ。君が見たのはホンの小さい小指の先ほどの大きさだったろうな。条件が良いともっと大きくなるそうだ。ちょっとした小惑星くらいにはね。
 あんまり大きいものだから、月の上ではばたいた時には月震度計の針がふれたとか。そうそれで土星ぐらいまでは数年をかけて飛んで行ってまたもどってくるものもあるらしいよ。何しろ大きいから寿命も長いのさ。そんな蝶がどこから来たかって? そもそもほんとに蝶なのかって? なんで地球には来ないのかって? そう一時に聞くなよ。そうだなあ、原産は太陽系の端の端、オールトの雲よりなお彼方、とだけ。何しろ最近研究が始まったばかりの種類だから。蝶っていうのは、あだ名みたいなもんだよ。本当はなんなのかって? それを今から調べるんだよ。
 地球に来ないのはね、ほら、見たときにその蝶青い色をしていただろう。夜明けの紫から深い青まできらきら輝いたろう。その色がで、地球に似ているんだって。だから、彼らはこの星のことを、すごく大きい蝶のように思って、遠巻きにしているんだって。

え、うん。嘘だよ。
信じた? 嘘だよ。こんな話は。何一つ本当じゃないからすぐ忘れるんだね。

君が見た蝶はただの青い蝶だよ。

嘘だよ。だから、誰にも言っちゃだめだよ。
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